SURIN NATIONAL MUSEUM

スリン国立博物館

カンボジアの伝統文化が継承されるスリン県の博物館では他の地域では見られないその独特の収蔵品や民俗について知ることが出来る。

特に地域の文化・芸能に関するエリアでは、詳細な情報が乏しいこの地域の伝統が様々な形で展示紹介されており、現在においてもその多くが受け継がれている。

外観

クメール遺跡の入り口を思わせる外観。

館内は5つのエリアと特別展示室に分かれて展示されている。

現在の建物は2009年に開館したもの。

考古学エリア

考古学エリアでは先史時代の土器などに始まり、ドヴァーラヴァティ王朝、クメール王朝、アユタヤー王朝まで様々な出土品が展示されている。

​ゾーンの入り口はシーコーラプーム遺跡の入り口を再現しており、左右に遺跡のハイライトでもあるアプサラの彫刻が出迎える。

県内の遺跡の一部が展示保存

県内に点在する遺跡の一部が修復され博物館に保存されている。

シーコーラプーム遺跡のリンテルは石全体に細かく彫刻がほどこされて是非近くで見たい。

石像

パノムドンラック郡プラサートムアントム出土の12-13世紀に作られたとされるクメール様式の男性像。

​ジオラマ

県内で一番規模が大きいシーコーラプーム遺跡のジオラマ。

国内唯一残るアプサラの彫刻と5基の仏塔が同じ基壇に建設されているのが特徴。

民族の構成

国境の変遷や様々な歴史背景で移住してきた民族が共存するスリン。主に4つの民族(グーイ、クメール、ラオ、タイコラート)で構成されている。

地図上ではクメール族(白い四角)、グーイ族(紫の三角)、ラオ族(黄色い星)の3つの民族の県内での分布を示している。

民族衣装

グーイ族の民族衣装。

男性はパーカオマーと言われるチェック模様、縞模様などの布を纏い、女性の上着が黒いのが特徴。

伝統儀式

古い伝統が色濃く残る地域で、精霊信仰は現代の生活においても儀式などでよくみられる。

写真はグレーモーพิธีแกลมอと呼ばれる病気の人などを治療するグーイ族の儀式。

県の始まり

アユタヤー王朝後期から現ラタナコーシン朝に至るまでの県の歴史と発展などを紹介したエリア。

写真のジオラマはかつてのスリン駅前を再現したもの。

初代領主

スリン県の初代領主スリンパクディシーナロンジャーンワーンพระยาสุรินทรภักดีศรีณรงค์จางวาง。

アユタヤー時代に王都から逃げ出した白象の捕獲に成功したメンバーの一人で、王朝からスリンパクディの名前を授かり領主に任命された。

​伝統芸能

クメール系民族に伝わるルアムアンレーเรือมอันเรと呼ばれる長い木の棒を2本使った遊び。

ガンタルムというクメール族伝統音楽に乗せて開いたり閉じたりする木の間を挟まれないようにしながら踊る。

民族楽器

スリンのクメール系伝統音楽であるガンタルムกันตรึม。

ソーや太鼓などで奏でる独特の音楽に合わせ北カンボジアの言語で歌い踊る、一般的なタイのイメージの音楽と全く異なる。

絹織物

絹織物で有名なスリン。県内では養蚕から機織りまで昔からの技術で全て手作業で行われている。

カンボジア系民族の伝統の絹織物は国を代表する織物のひとつ。

写真は天然染料のサンプル。

銀細工

カンボジア系の民族の中で銀細工の技術を受け継ぐ村があるスリン。

北部の銀細工とは全く違うデティールで、作品のほかに制作で使われている道具も展示。

象使い

象使いの歴史や文化について紹介したエリア。

現在でも使われている物も多く、スリンの歴史を知る上で欠かせないエリア。

象使いの道具

象使いが伝統的に身に着けるもの、象狩りの際に使う道具などを間近で見られる。

パガム

象の民を語るのに欠かせないパガムと呼ばれる縄。

象狩りに使われる縄で3本ほどの水牛の皮をきつく編み上げて作られる非常に丈夫な縄。

過去から現在まで、グーイ族の住む地域にはパガムが供えられた祠が作られ信仰の対象になっている。

地質

県の地理、地質、天然資源、気候などを紹介したエリア。

写真は地図と共に各地域の地質を説明したブース。

写真の石は遺跡によく使われているラテライト。

他にレンガや玄武岩など、クメール遺跡が多く残り、観光でも見る機会の多い石について知ることが出来る。

スリンの地米品種を紹介したブース。

美味しい米どころなだけあり写真の他にも沢山の品種と米を使った郷土食のレプリカが展示してある。

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